コモタローの高齢出産記☆

41歳主婦。2児の高齢出産・育児体験記。

陣痛促進剤スタート

破水して病院に到着後は、もろもろ説明や手続きが少しあったりして、その後は陣痛室に案内されました。


名前の通り、陣痛時用の部屋には2つベッドが置いてあり、
『他に陣痛が始まった人が来たら、知らない人と一緒にう~う~苦しむのか…』
と思いましたが、結局分娩室に移動するまでに他の人は来ず私1人だけでした。


とりあえず、陣痛も始まっていない状態なので精神的にも余裕があり、旦那さんと一緒に『アレはどうする?これは?』などと相談しながらしばしのんびりしていたら、診察になりました。


内診してもらう時にはまたシャバーと羊水が出て、
『わーすみません!』
と焦りましたが、先生達はそんな事慣れたもので(笑)スルーに近いくらいのリアクション…。


私の感覚では、もう羊水空っぽになったんじゃ?赤ちゃん苦しいんじゃ?と思うほどでしたが、先生に聞くと、
『まだまだ十分あるから心配ないよー』
との事でした。


陣痛の始まっていないこの時点では、当然子宮口も開いておらず、
『どのくらいで産まれそうですかねー?』
と先生に聞くと 、
『まーだまだ!今日中には産まれないね~』
との話で、正直少し拍子抜けした感じでした。


とは言え、破水しているのでお産を進めなくてないけないので、陣痛促進剤を使う事になりました。
この時の陣痛促進剤は錠剤のもので、確か2時間に1回くらいのペースで服用したような…(はっきり覚えていない(笑))


陣痛促進剤を使ったからといって直ぐに陣痛が始まる訳ではなく、何となく先生ものんびりした感じだったし、
まーだまだ赤ちゃんが出て来ないなら旦那さんはずっと病院にいても用がない(笑)ので、とりあえず午後から仕事へ行く事に。


私は元々苦しいときは1人で集中したいタイプで、立ち会い出産も絶対にイヤだったので、旦那さんがずっと病院に付き添っていなくても全~く不安に思いませんでした(笑)。
旦那さんも全然心配した様子もなく、
『じゃあ午後は行ってくるわ』
とあっさりしたものでした(何時間もすることもなく暇だものね~)


この時、お義母さんもサンドイッチなどの軽食を持って病院に駆け付けてくれていましたが、
『まだまだかかるね~』
と同じく少し拍子抜け。
旦那さんがお弁当を食べてから仕事へ向かった後、午後2時くらいまで陣痛室で雑談をして一旦お家へ帰られました。


この陣痛室では、ベッドに横になりお腹にベルト状のセンサー?を巻いて、赤ちゃんの心拍などの状態をモニターし続けて過ごします。
それをちょこちょこ助産師さんや先生がチェックしたり、子宮口の開き具合を確認したり、様子を見に来てくれます。


陣痛促進剤を2、3回飲んで夕方4時くらいの頃、何となく定期的に生理痛のようなお腹の痛みが強く感じて来ました。
ただ横になっておくのも辛くなって来たので、起き上がって座って足をちょっとジタバタさせたり。


『陣痛かな?陣痛だろうなこの感じは。フー』
『でも今日中には産まれないってことは、まだまだこんな痛みじゃないな。フー』
『てかこれがまだあと10時間とか続くって結構キツイぞ。フー』


なんて事を考えながら、ひたすら息を吐くだけに集中して痛みをやり過ごしていましたが、ちょうどその時、
『どうですかー?』
と助産師さんが様子を見に現れたので、
『結構痛くなってきましたねー』
と答えると、子宮口のチェックをしてくれました。


すると…
『わ!!もう8センチ近く開いてますね!』
と(笑)びっくりしているではないですか。
ええ~?そ~なん~?(笑)
今日中には産まれないと言う先生の言葉を信じ切っていた私は、
『まぁ痛いけどこんなもんじゃないはず~まだまだ~』
という調子でナースコールをする事も、痛い痛い声を出す事もなく、子宮口全開を迎えていたのです。